僕が美容整形をした話

 

こんにちは、哲学者()ふるき (twitter.com/furuki_and) です。

普段は大学院で理系の研究をしながら日々女修行に取り組んでいます。

 

先日、美容整形をしました。

と言っても今回が初めてではなくて、1年前に埋没法を受けたんですけどね。

 

今回受けた手術は

  • 二重全切開
  • 瞼の脂肪除去
  • 目頭切開

です。トータル約50万円ほど。

 

この記事では

  1. なぜ僕が美容整形するに至ったのか

  2. 施術中や前後の話

  3. 美容整形は魔法じゃない

  4. 美容整形を考えている方へ

についてお話ししたいと思います。

 

1. なぜ僕が美容整形するに至ったのか

 

なんでかって、そりゃあ顔に強烈なコンプレックスがあるから。

でも、それだけではまず行動に至らない。

なぜなら美容整形はそれなりに大きなお金がかかるし、リスクがあるし、辛いDT(ダウンタイム)があるから。

結果として、美容整形に踏み切る人は相当な闇と執念を持った人だけだと思う。

 

僕自身もまさにそうだった。

 

 

 

 

僕が本気で自分の容姿を気にかけるようになったのは大学生になってからだと思う。

 

 

高校時代は共学でお年頃ということもあり、多少は髪型や服装に気を遣っていたが、それよりも受験勉強にコミットしていたクソ陰キャだった。おかげで彼女は1度もできず色恋とは無縁の高校生活だった。

(実は中3の時に初めて彼女ができたのだが肉食女の気まぐれで奇跡的に付き合えただけですぐに振られた。)

 

そんな僕は、浪人までしてガリ勉を続けてようやく第一志望に合格し、晴れて大学生となった。

第一志望合格が目的化していた僕は勉強に燃え尽き、その関心はようやく恋愛に向いた。

その時からかなり見た目に気を遣うようになった。

 

ファッション雑誌やWEARを見まくって、バイト代のほとんどを服代に費やし、かれこれ5~6年の試行錯誤を繰り返して徹底的に研究した。

自分で言うのも大変おこがましいが、かなりお洒落になったと自負している。

 

また、髪型についても美容室でカラーを入れてもらったり、パーマをかけたり、マッシュにしたりセンター分けにしたり、実際に女子からの反応も参考にして女子ウケしそうな髪型を徹底的に研究した。

 

さらにだ。今年の春頃からはメイクにも取り組み始めた。

最初は日焼け止めとBBクリームを塗る程度だったが、今ではファンデ、ハイライト、アイシャドー、リップを駆使してガッツリ化粧するようになった。

適切なメイクをするとナチュラルに垢抜けた印象になる。

 

筋肉はないけど痩せ形~普通体型は何とかキープした。

 

 

容姿改善はやれるだけやりきった...。

 

けど....、全然カッコよくない。

 

雰囲気だけはイケメンだけど、顔が全然カッコよくない。

 

 

日常生活で鏡を見る機会は多いと思う。

洗顔する時、歯磨きする時、ヘアセットやメイクをする時、外出先でトイレに行く時。

その度に自分のあまりの不細工さに絶望する。

これを一体何度繰り返した事か。

 

 

ここ1~2年くらいでマッチングアプリやストナンで30人以上の子と夜を過ごすことができた。

そのうち「見た目が好き」「カッコいい」と言ってくれた子はいたが、話を聞くと自称B専である事も多かった。

 

 

モテに関する要素として容姿、振る舞い、稼ぎ、ヒエラルキーなどがあると考えるが、一番大事なのは容姿だと思っている。

95点である必要はないけど、足切りを突破しないと話にならない場合が多いと思う。

 

かといって顔で言い訳するのも嫌だから、トークや振る舞い、マインドをナンパ師のTwitterやブログ、週刊金融日記などを参考に実践&FBを繰り返し、試行錯誤して自分流に落とし込んだ。

それでも限界にぶち当たったという感じしかなかった。

 

一方で非ナンパ師イケメンの友達がマッチングアプリでマッチ量産して簡単にsexできているのを見て悔しかった。

イケメンナンパ師がストナンで可愛い子を簡単に連れ出してsexできているのを見て悔しかった。

自分の努力は何なんだろう?と何度も惨めな気持ちになった。

 

 

 

 

自分の顔が本当に嫌だ。

 

自分に自信を持ちたい。

モテたい。

 

 

顔のコンプレックスも目元、口元、輪郭など色々あるが最も嫌いだったのが目元だった。

 

去年埋没をした時にも目頭切開を検討していたが、

「目頭切開は誰がやっても必ず傷が残るし、君みたいな色黒な人は特に目立つよ。後悔すると思う。」と先生に言われてビビッて辞めてしまった。

 

あれから1年ずっと考えた。

でもやっぱりどうしてもやりたい。

コンプレックスを解消して少しでも顔を良くしたい。少しでも自分に自信を持ちたい。

 

だから今回、目元の切開手術に踏み切った。

 

2. 施術中や前後の話

 

ダウンタイムを考慮して12月中旬頃に施術しようと考えていたから、10月にはカウンセリングを受けて日程を確定させた。

 

施術してもらうのは去年と同じ先生。

経験豊富で高い技術力を持っている事と、何より患者想いな事から信頼している先生だ。

 

施術日が近づくにつれて緊張してきた。

インフルになったりしないように予防をして、直近のストやアポは避けた。

前日は特に緊張と恐怖が凄くてあまり寝れなかった。

 

 

いざ当日。

施術時間は2時間だったが局所麻酔のみで行った為ずっと意識があった。

 

最初手術台に乗せられて顔全体を消毒した後、点眼麻酔をされた。

眼球の感覚がなくなった。

次に光に慣れるために目を閉じて光を当てられた。

これがめちゃくちゃ眩しい....!!

そして目頭に4か所、瞼に6か所、左右合わせて20回の麻酔注射を打たれた。

これが本当に痛い...。

その後手術が始まったが、意外とあっという間だった気もする。

嫌な事を強いて言うなら、電気メスで止血している時の焦げ臭い匂いが生々しかったくらい。

術後はエグイ事になっていたのでタクシーで帰宅した。

 

ダウンタイムのため1週間近く家に引き籠って安静にしていたが、不安などのストレスと誰とも会えないストレスで二重にメンタルがやられてしまった...。

 

1週間後に抜糸をしたが経過良好らしく一安心した。(ちなみに抜糸もめちゃくちゃ痛い。麻酔注射よりも痛かったかもしれない。)

 

3. 美容整形は魔法じゃない

 

術後9日が経ったが先生の高い技術力のおかげで予想以上に早く大きな腫れがひき、瞼のわずかな腫れと目頭の傷が残っているという状態になった。

これからどんどんナチュラルに落ち着いていくと思われるが、大きく変化する事はなさそう。

 

結論からいうと、今のところやって良かったと思う。

瞼はスッキリしたし、目の横幅が少しだけ大きくなった。

コンプレックスが少し解消された。

 

 

でも

正直大きく変化した訳ではない。

 

ナチュラルにほんの少し良くなった。

実際、周りの人にもほとんど気づかれない。

 

美容整形してもふるきはふるきのまま。

 

 

もちろん、こんな事は施術前から重々承知であった。

 

美容整形には限界がある。

 

瞼を一重から二重にしたり、鼻を高くしたり、唇を薄くすることはできても

 

眼球の大きさを変えたり、彫りの深さを変えたり、パーツ配置を変えたりすることはできない。

 

限られた範囲内でしか改善はできない。

 

 

 

一昔前にビーティー・コロシアムという整形番組があったのはご存知だろうか?

極端に顔に欠陥を抱えている方が整形にトライして美しく生まれ変わるという番組だ。

彼女達は大金を投入してあらゆる箇所をいじって大きく変わるのだが、当時小学生の僕は「確実に前より良くなったけど、この程度かぁ...。」と素直に思った事を覚えている。

 

 

最近は美容整形をオープンにする人が増えてきていて、劇的に変わった人のbefore&afterツイートがバズってTLに流れてくることがよくある。

これを見て美容整形が魔法のように思えてくる人は多いと思う。

 

けど実際は、美容整形でどの程度良くなるかは人それぞれ元の素材による。

 

誰もがイケメンor美人になれる訳じゃない

 

大金かけて辛い思いをしても

ブス→ちょいブス

ちょいブス→普通

くらいにしかなれない人もいる。

 

なんて残酷なんだろう。

 

そしてこれが自分事になった。

 

 

大いに受け入れがたい事実だ。

 

 

 

 

でも、今回美容整形をして本当に良かった。

コンプレックスが多少改善されたのは事実。

そして何より、「可能性の中で生きる」ことから「現実を受け入れる」ことにステップアップできた。

 

「美容整形をすればイケメンになって自己肯定感が爆上がりしてナンパでも無双できるのではないか」

そんな可能性の中で生きていた。

 

でも実際そんな事はなくて、

「この現実と向き合って、折り合いをつけて生きていこう。」

という気持ちに変わった。なんだか少しスッキリした気がする。

 

 

今後は、どうしても気になるEラインと毛穴の開きを改善するために歯科矯正と美肌レーザーだけやろうと考えている。

もうそれ以外はやらないかな…。

あまりにも顔に執着し過ぎるのも正直しんどい。

 

容姿改善やナンパ以外の事にもコミットして自己肯定感を上げていきたい。

 

4. 美容整形を考えている方へ

 

前述した通り、美容整形は魔法ではありません。

しかし、やる価値は十分にあると思います。

顔が良いのは人生のあらゆる面で有利だし、少しでもコンプレックスが解消されれば自己肯定感にも繋がります。

顔のことで悩んで暗い気持ちで生きている人が、自分に自信を持って明るく生きられるのなら、そんな素晴らしい事はないと思います。

 

なので、最後に美容整形を検討している方に向けてアドバイスをさせて頂きます。

 

 

美容整形をする上で一番大事なのはドクター選びだと思っています。

クリニックではなく、ドクターです。

 

同じ施術でも人によって術式が異なり、結果(デザイン、傷跡など)も大きく異なります。

施術にもよりますが、失敗されて大きな傷が残ったり、後遺症が残ったり、死に至るケースもあります。

 

顔のことで悩み続けて勇気を出して美容整形にチャレンジしたのに、失敗されて前より悪化したり修正地獄に陥ってしまう方は残念ながらいらっしゃいます。

そんな方々の気持ちを想像したら胸が苦しくなってたまりません。

 

そうならないためには良い先生に施術してもらう事が大事です。

その選び方として僕は以下の3つを提案致します。

 

 

①日本形成外科学会認定専門医の資格を持っているかどうか

②症例写真を見て自分が納得できる仕上がりかどうか

③患者想いかどうか

 

①日本形成外科学会認定専門医の資格を持っているかどうか

この資格は形成外科でのそれなりの経験と技術力を持つ人しか取得できない資格です。

美容整形業界には畑違いの科から来た先生や研修が終わってすぐの若手ドクターが多くいらっしゃいますが、正直言ってそんな先生にやってもらうのは僕は怖くてできないです...。

もちろんその中にも上手な先生はいらっしゃると思いますが、形成外科と美容外科を長く経験された先生を選ぶ方が失敗は少ないと思います。

 

②症例写真を見て自分が納得できる仕上がりかどうか

どんなに上手な先生でもデザインが好みじゃないと後悔することもあり得ると思います。人によって美的センスは異なるので。

なので、必ずその先生の症例写真を見て、カウンセリングの際にもデザインの希望はしっかりと言った方がいいです。

 

③患者想いかどうか

これは凄く大事だと思います。

僕は某大手チェーンクリニックにもカウンセリングに行った事がありますが、傷のことなど教えてくれなくて、患者を金としか思ってないように感じました。

一方で、今回施術してくれた先生は本当に患者想いの方だったので、信頼して任せることができました。

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ちなみに僕は国内派です。

韓国の方が安いし高い技術を持った先生は沢山いらっしゃるのだろうと思いますが、言語の違いによる情報の非対称性がどうしてもあるし、リスクやトラブル回避のため国内にしました。

でもどちらが良い悪いはないと思います。

 

(あとちなみに、国内でやるならチェーン病院勤務医よりも個人開業医の方が良い先生は多いと思います。)

 

とにかく美容整形はよーく考えてからトライする事をお勧め致します。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。